プラッチック
プラスチックではなくプラッチック。
マクドナルドをマクドと略しちゃった時並に周りの反応にカルチャーギャップを感じる瞬間。
…まぁ日常会話でプラスチックを話題にすることはあまりないですが。
関西人比率が高いうちのうちの職場ではわりかし頻繁に聞かれます。
そんな私の最近の愛読書…
- 作者: 有泉徹
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 単行本
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タイトルだけじゃ何の本だかぜんぜんわかりませんが…*1
今自動車部品メーカーさんでのプラスチック製品の設計に関するお仕事に入っていて、それに関連して買った本です。
正直今は打合せでのお客さん(機械設計者)と先輩の会話が2,30%くらいしかわからない状態*2なので、どんどんジャーゴン*3が飛び交う打合せ時間を無駄にしないためにも、プラスチックと金型に関してはある程度知っておかなきゃならないなぁと。説明もわかりやすく設計者がプラスチック製品を設計する際に考慮するポイントを知りたいならこの本はすごくおすすめ(笑)。
ちなみにこの本(商品設計者のための射出成形金型入門)のまえがきによると、
- 基本的には金型の設計は型屋さんが行う
- ただし最近では3次元CADを使って作成した形状を元に金型加工用マシンのNCデータを作る事ができる(特に試作金型の場合)
- 図面ベースのやり取りであれば、設計者が作成した形状に対し型屋さんが「そんな形じゃあうまく作れねぇ」というチェックが行われていたが、CAD→NCデータという流れではそういうチェックは働きにくい
- さらに不況の影響と高齢化、人材不足により金型産業の力が弱ってきている
などの理由により設計者がきちんと型のことを考えて設計することがより重要になってきているそうだ。
従来の様に職人さんの経験とカン、といった属人的な知識とノウハウに頼っていては先行きがあやしくなってきていて、見える形でのナレッジの蓄積と共有化が重要になっているとは確かに(その筋では)よく言われるところ。
あともう一冊、海辺のカフカ (上) (新潮文庫)も客先までの移動時間でちょっとずつ読んでます。上巻がそろそろ終わりそう。