インド行ってきました
長らくblogは書いておらず、最近はtwitterを少々というところですが、ひさしぶりにblog見てみたら、なんだか若いなーと思ったのと、その時その時で思ったことを書いておくのもいいもんだと思ったので、ちょっと書いてみようかなと。
3/20〜4/3までインド行ってました。
会社に疲れて出奔、ではなく、ちゃんとした会社のお仕事です。
インドにフランス、ドイツ、日本からエンジニアと翻訳者が集まって、2週間ひたすら缶詰になってソフトウェアの翻訳チェックをするという、インターナショナルかつ大変地味なお仕事。
あっという間に非日常な2週間は過ぎ去っていきました。
やったこと&思ったこと
- 着いた初日にホテルから会社まで歩いてみた。複雑なソフトウェアを難なく扱うのに、歩道を作りかけで放置するインド人の感性がよくわからなくなった。
- プネは、40度近くあるものの、高地で感想してて、過ごしやすい。
- ホテルのプールで泳ぐ。毎日泳ごうとか最初は思ったものの、結局3回くらいかな。
- 英語はあまり上手くならない。インド英語への適応も遅くて、何度も聞き返してインドメンバーには申し訳なかった。
前にインドから来てた研修の講師の英語は聞けたなーと今思うと、彼の訛りはかなり弱かったようだ。
ドイツ語はすっかり話せなくなっていたが、内容はなんとなく理解できる。
- フランスチームの若者チームとは時々飲んだ。翻訳者のMajorieは既にインドでのこの仕事5回目で、不思議な日本語を覚えている。(誰が教えたんだ?) もう一人のJohn Michellは日本に2週間遊びに来たこともあったりして、日本の話をしたりした。ついでにフランス語も教えてもらう。Bon nui. Compret mo(スペルがわからないが。。発音ほめられた。)
- ムンバイでは世界遺産のエレファンタ島へ行き、マーケットを見たり、駅を見たり、タージマハルホテルでお茶したりした。
ドイツ人を先導して街を歩き、夕暮れの海辺の寺院は美しかった。物乞いと道端で寝ている人はどこにでもおり、子供たちはお金をくれとまとわり着く。子供は反則やで、と思いながら、お金をあげてしまうのも何か違う気がするし、どうするのがよいのかイマイチよくわからない。
- プネの中心商店街っぽいところで買い物。地元の人向けの商店中心なので、吹っかけられることも(たぶん)なく、いい買い物ができた。
- 一方外国人向けと思われる高級店にも行ってみる。通貨の強さを活かすのも悪くはないと思う。
- インドのテレビは結構面白い。ニュースとクリケットとCMしか見てないけれども。
- 今回テストをサポートしてくれたインドのメンバーは相当レベルが高い。テスターでこれだけの人材を豊富に使えるならば、そらヨーロッパ、アメリカの会社はみんなインドに仕事出すよなと。彼らは年に25%は昇給するらしい。車とバイク持ってたり、多分インド国内だと相当リッチな人達だろう。
- ちょくちょくインド人の間での身分差を感じる。外国人というポイントを活かして、もっと突っ込んで聞いてもよかったかな。
- 保守的なところと、物凄い経済発展のアンバランスさはも感じるところ。
- インドの運転はちょっとしたレース。みんな運転上手いし、攻めるものの、最終的には周りとちゃんとコミュニケーションと調和がある。事故は意外と少ないらしい(飲んだトラック運転手だけとインドの同僚は言う)が、ほんとかな。車のパワーが無いこともあり、平均スピードは遅め。バイクは150ccなのに、車格は250cc以上あるし、2人以上(最高5人を見た)スピード出るわけない。でもヘルメットはしといた方がいいと思うよ。
- 最後にタクシーが道に迷った。時間にかなり余裕があったものの、着けなかったらどうしようかと、その後の対応どうすんべと、ちらっと頭をかすめた。道聞くのも、10人くらいに聞いてようやくその方向へ。ヒンディー(マラーティだったかもしれ)はわかんないけれど、みんなまっすぐ行って信号左と言ってたから、なんとなくわかるようになった。
- インドの言語は州によって公用語があり、ヒンディーがあり、英語がある。インド人同士で話するときは、マハーシュトラだったらまずマラーティー、通じなかったらヒンディーか英語と切り替えるようだ。ヒンディーとマラーティーとかは共通する単語はあって近い言語ではあるものの、やっぱり違う言語で、普通にみんなトリリンガルなのが凄い。
- 食事は何でもおいしかった。
- というわけで、インドはかなり気に入ったものの、高級ホテルに泊まる外国人視点、であることは否めない。でも仕事で一緒になったインド人たちは、結構内気っぽい人も多く、何でも根気強く説明してくれて、とっても良い人たちだった。
- もう一回行く機会があれば、今度の週末はエローラとアジャンタに行ってみたい。
ゲド戦記
仕事に余裕があると、いろいろ考える時間というものが増える。そういう時にいつも読み返してきたのがこの本。
- 作者: アーシュラ・K.ル・グウィン,ルース・ロビンス,Ursula K. Le Guin,清水真砂子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1976/09/24
- メディア: 単行本
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ちなみにまもなく公開、スタジオジプリの新作映画、「ゲド戦記」はこのシリーズの第3作、さいはての島へ―ゲド戦記 3が原作である。
中学一年の時に読書感想文を書くために読んで以来、時々無性に読みたくなる時があって、全部、途中まで、途中から、合わせると数十回読み返してきた。読む者を引きつけるストーリー展開で一気に読むことができ、さらに読むたびに新しい発見がある。12歳の時には読み込めなかったことも今では読めるようになり、また心に留まる場所もやはりかつてとは異なる。
昔との違いはもうひとつ、今までは清水真砂子さんの訳でずっと読んできたが最近はル=グウィンの原作を読むようになった。
- 作者: Guin Ursula Le,Ruth K Robbins
- 出版社/メーカー: Puffin
- 発売日: 2010/07/27
- メディア: ペーパーバック
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内容はもう、何十回も読んで頭に入っているわけだから、多少理解できない箇所があっても問題にはならない。ところどころ原文と訳文のニュアンスの違いも楽しみながら、あぁここはそういうコトだったのね、とさらに新しい発見もある。
(ちなみに、訳者の清水真砂子さんの文章がジプリのサイト)に載っている)
これだけずっと読んでいる本なので、自分なりの「ゲド戦記」の世界観があり、前述のジプリの絵を見ると、正直やはり違和感がある。ジプリの新作品だから、やっぱり話題になって、初日には観客が押し寄せるんだろうなぁ。そうやって社会に「消費」されることも、なんだか少し気に入らない。
久しぶりに友達集まると
勢い仕事の話となる。理系学部出身じゃあないので、営業とかスタッフ系の仕事をしている友達が大半。自分の仕事とのあまりの違いにすべての話が新鮮で、そっちの仕事も楽しいかな、と思ったり。みんなそれぞれ責任持たされて仕事してどんどんたくましくなっていってるのに、翻って自分をみるとどうだろう。
上野発の〜 8時ちょうどの〜
スーバーひたちで、明日は水戸出張。
もう寝んと起きられへんな。。
あけましておめでとうございます
旧年中はお世話になりました。
今年はより「人のつながり」を大事にしていきたいなあ、などど思っています。
皆様本年もよろしくお願い致します。