「ソフトウェア企業の競争戦略」の書評

//この欄は自分が読みたい/読もうと思う本のメモ用です

ソフトウエア企業の競争戦略

ソフトウエア企業の競争戦略

日経 1/23/05 by関口和

ソフトウェア産業独特の市場原理を企業の栄枯盛衰絡めて丁寧に分析している経営指南書なのだそうだ。

ハードとは異なるソフトの市場原理とは

  • ネットワーク外部性:ユーザーが増えると価値が増す
  • ロックイン:ユーザーは互換性のあるソフトウェアを使い続ける
  • 自縛状態:(その結果)ひとたびシェアを獲得すると軌道修正が難しい

今勤めている会社は、ある特定の分野で圧倒的に売れたソフトウェアのベンダー→同分野別ソフトのサービスプロバイダー という変遷を経てきた会社だ。ちなみに一時は本当に給料が高かったらしい。。。栄枯盛衰を経験してきた先輩方の経験をいろいろ聞いたが、それはこの本で述べられていることとおそらく合致するだろう。ソフトウェア産業において、これからどのように身を処して行くのか考えていく上でもきっと有益な本だろう。